たまたま大橋巨泉の自叙伝(講談社)を読んだ。
彼は30~40歳代の人たちのアンケート・「一番なりたい人」のトップだそうである。 我々同世代の男どもの大方は鼻の下を長くして11PMを見た。クイズダービー、世界まるごとHOW MACH、そしてあの「こんなものいらない」など上品なエロ・グロから知性・ウイットあふれる番組までまさにテレビ全盛時代の鬼才であった。若い人が何故彼を知っておるのか解らない 何故なら彼は20年前、56歳で突如リタイアーしたのだ!即、海外移住。毎年リゾートめぐり、ゴルフ三昧。1年を4カ国で暮らす。 地方税を含めれば80%の税金だったというから嫌気もさしたのだろう。我々世代のホープでもある。優雅、ゴージャスなどの雰囲気が我々はもとより若い人たちの共感を呼ぶのだろう。 オセアニア、カナダ・・・日本人旅行者の行き先々にみやげもの「巨泉の店」七ヶ店を持つ。小生もいくつかの店でお世話になった。多趣味、多彩、それも一級の腕前である。ジャズ、麻雀、囲碁、将棋、競馬、俳句、ゴルフ、釣り、アメリカンフットボールなどいずれも凄い。 そんな彼の座右の銘は転ぶな!風邪ひくな!義理を欠け!という。以下は当方の解釈を添える。 1)転ぶな! 歳をとってからの死因として意外と多いという。階段、段差、坂道などで!足腰の衰えが原因。小生も昨秋山で滑落、いま難儀している(/_;)。こちらは認めないのに医者は加齢によるものと云い張る。若い人には起こらないことだ。広く不慮の出来事・・・交通事故などもこれに入れてよかろう。(時々女性に転ぶ人もいる) 2)風邪ひくな! 昔は風邪は万病のもととも云った。旧冬インフルの関係でうがい薬、マスクなど買ってはみたが御蔭で一度も使うことはなかった。云いかえれば健康に留意せよということになろうか。現代は食生活を正し、鬱とかガンとか脳梗塞とか・・・成人病になるな!か。 3)義理を欠け 日本の社会は義理と人情の世界である。ジメジメしている。彼は海外に居るので葬式とか無縁であろう。 小生は古希を前にして葬式には行かないことに決めた。その昔、若くして支店長職に就いた。冠婚葬祭の勤めは必須の職場であった。机の引き出しには数珠と喪章が入っており、人さまの数十倍はでかけた。お経などそらんじてしまうほどに! まあとにかくいろんな理由から行かないことに決めた。 元来、葬式なんて村社会のギブアンドテイクである。こちらは110歳まで生きると決めているのに、そうノコノコといつまでも葬式なんかには行けない 同じような理由で年賀状も出さないことにした。喪中につき・・なんてまっぴらだ!旧年中はお世話になりました・・も嫌い。110歳までもノロノロと謹賀新年でもあるまい!!いつかは辞める潮時がある。 年賀状など若かい人たちのラブラブゲームである。 人生、転ばず、風邪ひかず、義理をかきまくるのもいいもんだ
by nandemo29
| 2010-03-06 15:55
| 健康,百寿
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