12年1月10日
正月有意義な本を読んだ。折角だから紹介しよう。 昇地三郎 著 106歳のスキップ 亜紀書房 ご存じ、しいのみ学園創立者 福岡教育大学名。医学と文学で博士号。 97歳で妻子を亡くし、天涯孤独になってますます磨きをかける昇地三郎先生の心意気が書いてある。 現在、106歳。4年後の横浜で開かれる第31回国際心理学会の顧問に就任、世界中から7千人が参加するという。その歓迎会に黒田節を舞うという。その心意気のすごさ! 年、70回の講演、2回の世界一周旅行をこなす。 歳を取る暇がない、ボケ方を知らない、自分の感覚の中から老いという言葉を亡くす・・・が信念。 いまNPOを志す。その心は長生きしてポックリ! 趣味は棒体操と黒田節。 101歳でロシア語を始めた。日記は65歳で始めた韓国語で書く。 現在外国語を6つと日本の方言を4つ話す。 いくつか記憶にあることをランダムに! ★常に工夫、改善、革新の人生を送ってきた。漫然と過ごさない。人生に余りは無い。 ★努力は第二の天才なり! ★人生は自分との闘いである。 ★奥さんをオイと呼ばない! ★常にまわりの人に感謝。 ★新聞は1誌を丹念に読み、4誌をサッと目を通す。 ★医者にはいかない。例えば風邪を治す薬は無い。 ★食事は30回噛む。 ★前例がないからやる。 ★まめに手紙を書く。 いままでの世代の標語 70歳代 これぐらいで屈してはならない 80歳代 ダメだと思ったらダメになる 90歳代 今からでも遅くはない 100歳代 中国で陣頭指揮を執る 先生の主張は人さまのお役に立ててこそ生きている価値がある。ただ人様からお世話になり生きているだけでは意味がないと言われる。薬漬け、病院通い、介護状態での延命は無意味である…と。 沢山の年金をもらい、いきちょるだけでまるもうけ!などとほざいていた小生は猛省の必要がある。 ☜暮れのニュースで木村次郎衛門さんが115歳でギネスブックに認定されたというニュースがあった。 おめでたいことだが、長生き志向の小生にとり、これからの生きざまに警鐘乱打された気分であった。 現役のころは毎年、新年の抱負をしたため、後輩にも要求してきた。 いま漫然と過ごす己がいる。
by nandemo29
| 2013-01-10 15:34
| 健康,百寿
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