16年10月25日。
週刊朝日10月28日号に・・・「地銀が消える日」というショッキングなタイトルの表紙で発売されていた。 OBとしては心穏やかではない。 早速買ってきた。 大再編で現在の105行が20行になる・・というのだ。 5行に4行は消えていくのだ。 その昔・全国に店舗を持つ銀行は都銀と言った。富士銀行、三和銀行、勧業銀行(小生はここで奨学金を受け取っていた、貧乏学生のくせに・・こんなところに就職したい・・・と思った)。それに日本の基幹を支えた日本興業銀行、日本債券信用銀行など。みな消滅し今は昔となってしまった。 いまやメガバンク!という。 消滅した銀行が今、なんという銀行に変わってしまったのか・・・もう誰もとても正確には答えられないだろう。 一方地銀はそれぞれ地元に根付いているからまあそのままではないか・・・と多くの人たち、行員は思っていた。しかし大きなうねりが地方にも押し寄せてきている。 九州でもさきごろ肥後銀行と鹿児島銀行が合併した。親和と十八が合併してさらに福岡銀行傘下となる予定だ。銀行はいらない時代に向かっている。もう1県1行なんてありえない。 サッカーの J 1チーム(18)程度とすれば九州に1。中国に1。四国にはナシ?程度だろうか。 なにしろメガバンクと同じ土俵で競合しなければならない。 もともと銀行は単純に集めた金と貸出金の利ザヤで食ってきた。人件費やその他を賄ってきた。 小生が入社したころは貸出金利は日歩3銭(年利10.95%)定期預金は年利6%。利ザヤで悠々と暮らして行けた。預金を集めればインフレの時代で貸出先はいくらでもあった。 しかし今、我々の古い頭ではおかしくなってきた。 トントわからなくなってきた。認知症がingのしるしだろうか? 日銀はマイナス金利とやらを実行し預ければ金利をとられる仕組みをアベ帝国は堂々と演出し始めた。日銀の黒田総裁はNHK同様子飼いだからどうにでもできる。 日本国はいまやアベノミクスで世界一の借金大国となった。借金をすれば儲かる…時代がやってきた。 どうもヘンである。 地銀が合併すれば・・・された方の銀行の支店はどんどん閉鎖されるし、田舎の小さな店舗は地元民が抵抗する余地などまったくない。郵便局や国鉄とは事情が違うのだ。 早晩、銀行の支店は10分の一。銀行員は20分の一程度になっていることだろう。 銀行にあづけると金利をとられる・・・今は床の下はコンクリートが多く穴は掘れない。 リスクはあるが箪笥の奥にでも札束を忍ばせねばならないだろう。 (これから金庫業者が儲けること請け合い) まあショッキングな時代がやってきた。
by nandemo29
| 2016-10-25 17:25
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