食の安全が叫ばれる中、利発な知人Yさんからから何回ともなく勧められていた精米器を買ってみた。
←店員がいま一番売れているというTIGER魔法瓶製品・22千円也。 胚芽米コース、3分、5、7、白米と5つのコースがある(5合炊き)。我が家では二人、3合ずつ、5分つきでほぼ二日に一回宛て利用している。約4~5分で搗きあがる。ほかほかの酸化してない米を炊くのはなんとも言われない充実感がある。 前回米の値段がミュージカルと一緒の一万六千円なりと書いたので米価のことをちょっと調べてみた。 いま生産者は出来秋に農協に販売を預託する。農協はこれを徐々に入札で販売していく。 等級によるが玄米で1表12千円から14千円ぐらいで落札されているという。 自分で売れる能力のある人は自主流通米として売る。この鳥栖地方で16千円~2万円が相場だ。とても米を売った金ではミュージカルは見れないだろう。(小生は百姓あがりだからよく解る) ←通常一袋30k入り単位で販売される ちょっとおさらいすると米一俵は60kである。まあ白米にすると10%は減歩する。販売業者は落札購入して、自分なりにブレンドして販売する。このブレンド時にかの汚染米や等級外の品を混ぜたものがスーパーで売られる。いま業者を信じることなどあまり期待できない時代である。 小生が買って来るのは水清き九千部山の山懐の農家から。一俵(60k)、17千円,以下10k単位で計算する。 17千円÷6×1.1=3116円となる。スーパーで買うのも三千円前後であるからあまり変わらない。 ちなみにネットで調べた宮城ひとめぼれ 4560円、 新潟魚沼こしひかり 5751円 どこのどなたが食べるのかやはり高い! (スーパーは粗利で500円前後とみた)安全安心が鍵だろう。それに仕入れのときの等級、米の質の吟味が必要だ。 そのためには慧眼になることが前提条件となるが、こちとら無手勝流!まあいまのところ農家を信用するしかないか。 追伸 大臣、次官を退職に追い込んだ三笠フーズ事件の裁判が明日からが始まる。三笠は180円で仕入れ、700~1000円で販売した。400社もの酒造会社、菓子メーカーなどが一斉に被害者面をしたが、そんなに安いコメがあるはずはなかろう。仕入れ側も知らなかったでは済まされな問題だ。 1970年以来、米価の維持のため7兆円が国民の税金によって賄われてきた。一方米の関税は780%。ウルグアイラウンド、ミニマムアクセス、農業者の老齢化、食料自給率。問題は山積しままである。
by nandemo29
| 2009-02-08 17:30
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