3月27日、佐賀・久保泉の丘陵地(帯隈山麓の里山)に絶滅危惧種国指定・天然記念物・エヒメアヤメを見に行った。数年前に行ったのに人一人いない農道と山地の道は分かりにかった。
九州ではここと由布岳山麓、宮崎県小林市の3か所のみにに自生しているという。もともと大陸と繋がっていたころの植物だが繁殖力が弱くどこも途絶えてしまった。ここの碑は大正14年に天然記念物指定と同時に建てられた↑(花は左右の金網の中に咲く)終戦当時は10本ぐらいまでに減ったそうだが、,村人が草刈り、株分けなどして丹念に守ってきたという可憐な極小のアヤメ(多年草)である。いま100株をゆうに超える。 いつもは地元の部落の婦人会のテントがあり茶菓の接待があるが今年はヒッソリ、誰もいなかった。例年、桜が満開すぎたころに咲くので、4月上旬に開花を予定しているのだろう。 今年は桜同様、エヒメアヤメのほうも早く咲いてしまったということになる。日当たりのよい草原に自生するが草叢が高くなると衰退⇒絶滅への道をたどるという。 エヒメアヤメ・・アヤメ科、丈10~15cm、山地に咲く。別名・誰故草、愛媛で発見されたので名前がついた、↓ メギ科、イカリソウ属、バイカイカリソウ。丈10cm、こちらも草むらに自生する。純白、風にそよぐ可憐な姿はとても印象的。イカリソウ科は花びらがいかりのように跳ねるのが特徴(一番下の写真) シロバナタンポポ、タンポポはどこにでもあるがシロバナは珍しい
by nandemo29
| 2009-03-30 21:33
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