12年9月20日。お彼岸。
鳥栖の山シリーズを早くと思いながら天候、ヤボ用などで遅れてしまった。 基山(きざん、400m)は鳥栖の北方、基山町にある。鳥栖小学校では5年生になったらみんなで遠足で登った。なぜか先生が「ゴリゴリだよ!」と笑わせたことをいまでもはっきり思い出す。5里…つまり往復で20k。 ちなみにネットで調べたら丁度20kであった。 小学5年は11歳。小生にとっては1946年、昭和21年ということになる。戦後すぐでもちゃんと山登りはやってくれていたのだ。この小学校のおかげでいまでも山登りができるのかもしれない 自宅から徒歩で登るのはその時以来(66年ぶり)である。 山登りは正午に頂上について弁当を食べるのが原則。 自宅を8時半に出る。昔は笹薮の丘陵地帯であったが、いまはアウトレットほか物流、工場、施設があり、高級住宅街でもある。 基山町との境に近代的なビックな建物が出現した? ☜あのamazon九州物流センタ-である。 いまネットでの小生の買い物はここが主力である。 7月から稼働しているという。在庫があれば即、鳥栖地区にはまず翌日には配送可能とか。 ☜基山に入ると眼前にきざんが見える。 旧市街をしばらく歩き、登山口の園部のインターに着いたのは10時半。すでに2時間。あちらこちらを見、写真を撮りながら歩くとすっかり疲れてしまう。登りは車道を歩く。歩行者は全くいない。 龍光徳寺,本福寺への車が数台。 まだ遠いかな~と思ったら眼前にカヤを数日前にススキを刈りとったったと思われる草スキーのメッカが現れる。 ここは春の彼岸頃には子供たちを愉しませる広場である。 この坂を一気に上る。ほんの数分だが気力を振り絞って頂上を目指す。図ったようにピッタリ正午に着いた 基肄(きい)城跡の石碑。 日本最古の山城。国指定史跡。 天智天皇、白村江の戦い(はくそんこうのたたかい)のこと、663年(天智2年)のことが書かれている。 今回の登山の目的の一つは、先日登った朝日山と四王寺山、大野城の関係・・のろし・・・を観たかったが肉眼では見えたがカメラではちょっと苦しかった。 1500年も昔の人がちゃんと合図を送っていたとは驚きである! 帰りは史跡コースを散歩、いにしえに思いを馳せる。 建造物の礎石群⇓ 史跡を歩いていたらつい基山への降り口を間違え、(基山へのコースは登山者がすくないのか?案内板がない)筑前原田のほうに降りてしまった。 JR原田駅まで歩く。基山で下車して律儀に歩こうかと思ったが鳥栖までの汽車賃220円、基山200円。タッタの20円差もう鳥栖まで乗るしかなかった。自宅へ帰りついたのは計画通りの3時半であった。
by nandemo29
| 2012-09-20 17:47
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