12年12月10日。
アミューズトラベルがこの20日で廃業に追い込まれた。 ☜昨日案内状が来た。 企業の寿命30年とも云うが10年ほど届かなかった。 その昔,腫レモノと建設業は大きくなると潰れる・・・とも云った。 11月5日に万里の長城のことで速報を当ブログに書いたら、びっくりするほどアクセスがあった。 2年前のトムラウシの事件も書いたが・・みなさんの検索につかまり?ドンドンアクセスさがなされた。 でもみなさんひっそり閑で、でこのことにコメントを書く勇気はないらしい。 アミュズトラベル社はいまは押しも押されぬ日本一の山岳ツアー会社である。 多くの人が此処を頼りに登山を楽しんだことは事実だ。 それだけに会費やら前納金を支払っていた。多くはゆうちょ銀行で自動払い契約を行っていた。 心配なことだろう。 今回の挨拶状では前納金はすべて返されるようである。 経営不振ではないから当たり前だろう。 創業当時は博多駅裏の偕成ビルでひっそりとやっていた。 勤務先の合間を縫ってよく出かけ、経営の在り方、資金繰りの仕方等をよく話した。 設立して当初、ガイドブックの発行は小生が提案したし、W教授を顧問に連れてきた。 借金は絶対したらダメだよ!などなどまで話し合った。旅行会社は申込金前受制度である。 その範囲で資金繰りをすべきだ・・・と。 ☜最後のガイドブック しかし会社が大きくなると入居費の高い天神アクロスビルに移った。 更に本社を東京に移し、名古屋、大阪、広島、海外などに支社を出し、どんどん大きくして行った。 家賃(固定費)や諸経費が嵩むと経営を圧迫する。 固定費が嵩むのはよくないヨ!・・・と云い聞かせていたが聞く耳は持たなかった。 腫れものみたいに大きくなった。 小生の忠言など無視されてしまった。 有力な社員は次々にやめて行った。 なぜか知らぬが? 創業者の二人は表面から姿を消した。 そのころからもう斜面を転がっていったのだろうか。 本人たちはこの日のあることを機敏に察知していたのかも? ☜創業者の牛島氏は今も外国ツアーのガイドを多くしている。 上記のギアナ高地のプランの最初の頃に誘われた。120万円もしたが、今年は半額であった。 ギアナ?専らヘリコプターに乗りに行くようなツアーだ・・・と非難したことを昨日のように覚えている。もう行われることは無い。 小生の海外の山行は殆ど当社であった。一番先に手を挙げて参加した。 日本百名山も主にここでお世話になった。(他にアルパイン、サンサン倶楽部など) まだ楽しみを先にと残していたがあと22山を残して小生の日本百名山への旅もEndとなるかもしれない。 もう行きたいところはほぼ行ったのであまり未練はない。 言い訳になるが、残りは寄り付きの悪い山がほとんどである。 (当社を早くにやめた元幹部のO氏とは今も付き合いが続いている) 多くのご一緒していただいた山ともに感謝申し上げたい
by nandemo29
| 2012-12-10 10:20
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