2017年11月20日。
近刊 宇野宇一郎 「死ぬほど読書」玄冬社刊を読んでみた。 まあ題名は本人の意図とは離れて編集者が付けたものだろう。 ご存知!宇野氏は小生より4つ下の1939年生まれ、最も尊敬し敬愛する人の一人である。 中国大使時代の言動に一部右翼・評論家は神経を尖らし安倍首相からはその中国大使を解任された人でもある。 この方は日本を代表する知識人・教養人の一人と言えよう。 教養とは 「自分が知らないということを知っている」 「相手の立場に立って物事を考えられる」 人である・・・という。 宇野氏は名古屋出身。本屋の息子。小さいときから手あたり次第商品の本を読み漁ったという。 小生は百姓の小倅。本など一冊も買ってもらえなかった(ノД`)・゜・。 それでも学生時代に読んだ・・・という本はほぼ同じ。 ジャンクリストフ、暗夜行路、出家とその弟子、マルクス・エンゲルス選集、資本論、 アンナカレニーナ、戦争と平和、」カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、カラマーゾフの兄弟、 ニーチェ,etc。 読みながらアアソウダッタ!とうなずいた。 当時マスコミに登壇した石原慎太郎兄弟など太陽族とは一線を画していた。 いくつか並べてみると・・・・。 人生を豊かにしてくれるのが読書です ハウツーは読まない 理解できない本は著者にも責任がある 礼 ピケテイ 週刊誌は読まない・・・下世話なのぞき見 ゴルフ・・本を読むだけでシングルになる・・自分はなった(@_@) 座右の書はない 本は身銭を切って読むもの いまでも就寝前に30分の読書は欠かさない ここからは私見。 多分氏は日本でも有数の読書家だろう(学者は当然だから除く) ご存知!氏はもと伊藤忠商事社長、会長。民間出身で初めての駐中国全権大使を務めた。 現日中友好協会会長。 経営理念、現場主義の手法など素晴らしい。 いま東芝、神戸製鋼、日産自動車など日本の屋台骨を背負ってきたような会社の姿勢が問われている。 これらの経営陣の人たちに読ませてあげたい。 いまの自民党の議員たちの奢った言動や姿勢を見るにつけコモンセンスの低さに驚く。 この人たちは学校の勉強はできたかもしれないが教養=読書習慣は殆どないかもしれない。 あるいは私学でエスカレーター式で受験勉強の洗礼を知らないボンボン二世、三世が日本を支配しているのは情けない。多分読書などしなかったに違いない。 (当然だが読書に漫画や週刊誌、エログロ本は含まない(^_-)-☆)
by nandemo29
| 2017-11-18 18:00
| 読書・雑学
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