ラスベガス&グランドキャニオン
5日目 ロスの飛行場で特別検査に4人とも引っかかった。 (丁寧にも帰りもであった、よほど人相が悪く見えたらしい、我らが名誉のため付け加えるとこれは全くの偶然らしいが・・) 9・11の影はいずこも深い。靴はおろか下着、ズボンまで・・手足の体操までさせられ、バッグの中身はこまかくチェックされた。2時間あまりでラスベガスの空港に着く。 当地はご存知のとおり、博打公認の街、24時間眠らない街(結婚式場も葬儀場も)、 物価が世界一の街(なにしろマクドナルドが5倍の値段)、 世界一のホテルがひしめく街(5千人宿泊級がゾロゾロ、宿泊率も88%も世界一)、 世界のエンターテイメントがひしめく街・・・数えたらきりはない。 驚いた! 18年前に比べると都市の規模は20倍にもなっていた。 ロスアンゼルスに飲料水を送るためのダム工事のための労働者の宿舎が作られたのが起源。 それから建都百年、いまや、砂漠に浮かぶ人造都市はネオンが瞬き巨大ホテルが林立する。 かって、マフィアが暗躍したカジノの街は近代的なホテルになった。もっとも内実はカジノの街であることに変りはないが・・・・。 いまはホテルの一階はどこも広々としている。迷子になるほど広い!博打広場である。そしてショウビジネスの旋風が吹き荒れる。世界中からの客はひきもきらない。 この地はなんと馬鹿が多いのか?賭博ばかり!こちとら賭博はからきしわからない(/_;) 同じ馬鹿ならせめて見なきゃ損ソン!とばかりに夜、世界最高峰のパーフォマンスを誇る「シルク・ドゥ・ソレイユ」の新作[KA]を観た。 実は2ヶ月前からのネット予約である(夜7時は取れなくて9時半開始)。巨大な舞台装置、制作費なんと150億円という、世界中からあつめたアーテイイスト。これでもか!というほどに洗練された肉体で壮大な世界を演じる。 世界15カ国からのアーチストを集めたというからすごい。 日本人の高橋典子(もと世界バトントワリングチャンピオンを16年間もやった人)さんも、準主役を演じる。海洋冒険物語風で浦島太郎を彷彿とさせる東洋的なシーンも演出されている。舞台はこれって!生身の人間が演じているの?と度肝を抜かれ、二千人をこす観衆は興奮のルツボと化す。 スリルに満ちた、研ぎ澄まされた、アクロバット演技は際限なし。料金150ドル。 当劇団は現在当地で3つ、世界各地で4つのチームが公演しているとか。(催物は別) 当地の3日目にはこの4月にオープンしたばかりの世界一のホテルWynnでの「Le Reve」のサーカスを観にいった。こちらの設備も凄い。円形舞台での海洋ショウでハラハラドコドキの連続であった。よくぞここまで!の思いで興奮する。 いまKAが最高の人気ショーであるが、当地20余のホテルがそれぞれに粋を凝らしたサーカス、レヴュー、ミュージカル、マジック、セクシーショー、ディナーショー・・その他が行われている。毎日観ても20日間はゆうにかかる。 またこのほか沢山の無料のショーも催行されており、旅行社が薦めるベスト3、リオのカーニバルほかには足を棒にして運んだ。 6日目 グランドキャニオン観光、以前は6人乗りのトンボ飛行機であったが事故が多い等のためか15人ほど乗るヘロン機に変っていた。日本人だけでもザーット二百人が集合。ここには世界から年間5百万人が訪れるという。もう2回目で景色は同じだが改めて自然の織り成す光景に驚愕する。すばらしいものは、何時見てもすばらしい。 夜は観光ツアー。無料ショウのはしご3件、みやげもの店に3軒、ストラスファイア>〔成層圏〕という名の350mタワーに9時半から2時間待ちでやっと登頂。 11時半、不夜城、イルミネーションで輝く夜のラスベガスを堪能、0時に下に下りるとなんとまだまだ2時間待ちの行列が延々と並んでいたのには(@_@)毎朝4時前に起きる早起き人間にはこたえる。 われわれが宿泊したホテル ルクソール 7日目 今日はフリーの日、朝久しぶりにゆっくりして巨大なホテル・ルクソールを出る。 テーマはエジプトの風物。ピラミッドと獅子がメインのホテルである。外観の写真を撮り納得。ホテルはチェックインもアウトもない。冷蔵庫なし。電話線は切ってある(架ける場合は前もって要・カードでの登録)。五千室もあるホテルの管理は徹底して合理化されている。 やおら巨大ホテル群を漫歩することになる。バスを乗り継ぎ、モノレールに乗るが各ホテルとも迷路のようなカジノ、カジノの集合体であり来客を外に出さない工夫が仕掛けられている。通過するだけでひと苦労する。いずれもこの10年ぐらいに建てられ、建築当時は世界一を誇った建物である。絶対勝つわけはないのに世界中から阿呆が集まってきては金を気前よく置いていくシステムが完成している。なんと空港内はもちろんチェックインしたその先にもカジノが待ち受ける!のである。最後の最後までしぼりとる商魂胆が垣間見えする(*^^)vそしてバカモもいるから成り立つ。 (そういえば日本でも地方に行くと瀟洒な巨大建物は大概、役場とパチンコ屋である、その心はいずれも搾取するのが商売!) なかでもこの4月、世界のホテル王が作ったWynnは瀟洒な庭、エントランスに続く世界一流のブランド店がこれでもかとひしめく通りはなんともいえないゴージャスな世界である。 われわれはひたすら眼の正月をするのみである。所詮縁なきやからである。ギャンブルで勝ったひとが愛人に買い与えるのだろうか?そういえばカジノをやっている人には女性も半数はいたようだ。たいがいタバコを口にくわえて沢山のコインを持ち長々とやっている。 若いツバメでも養うのだろうか?小生は小枚をはたいて2度挑戦したがからっきしダメであった。日本でパチンコしたこともないので当然の報いである。 夜はこのホテルで「KA」に次ぐ人気の「ラ・レヴュー」を観る。50mもの高さかからの空間と水槽を利用した巨大スペクタクルのサーカスである。とにかく参った、参った。 当地に着いた日にガイドさんが言った。「ラスベガスは不夜城です。とにかく体力勝負です。体力の限界を試す街です。また来られるかどうか解りません。寝ないでがんばりましょう!」最後の晩、なるほどと納得した。 百万ドルどころか・・・カケ数百万倍した夜景 ストラスファイア塔から ホテルMGM シルクドソレイユの{ KA}の興行があっているエンターテイメントNo1のホテル 世界一のホテル Wynn ラ・レヴュ のサーカスが行われている 各ホテルでの客寄せショー
by nandemo29
| 2005-08-05 09:18
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