雪の大山登山
4月7~9日。積雪の伯耆大山(1710)に行った。中国地区の山は30年ほど前、広島に単身赴任していたとき、道後山、比婆山、そして大山に登って以来である。 自宅を6.30に出て中国道、庄原経由、蒜山高原に昼過ぎ着いた。南面からみる山容はもったいないほどの快晴で冠雪した大山は迫力十分である。明日はこの山に登るのだと思うと胸が高鳴る。 役場に聞くと前日除雪したばかり、やっと開通したという大山スカイラインを通り、大山寺で登山口を確認する。 金曜日だけに大駐車場にはたったの3台しかとまっていなかった。やはり慣れない山は同志がいないと心もとない。 宿はネット、ジャランで探した特別企画で半額の(8000円)皆生温泉の由緒ある海潮園へ。 今東光、司馬遼、野坂昭如など文豪の定宿だったという。山陰の珍味に舌鼓をうつ。 8日、9時過ぎ、登山開始、行程2.6k。 いきなり積雪でアイゼンを装着、3組のグループが見え隠れしながら上る。標高800~1000メートルには美しいブナ林が続く。種がこぼれ殻のみが雪の上に散乱している。 五合目からは一面雪原である。傾斜も激しい。6合目の小屋は雪で埋まってほんの少し庇が出ている。今年は例年になく雪が多いとのこと。 2mの積雪といても殆どアイスバーンで平面である。前の人が歩いた後の穴に足を入れるだけ。傾斜がありズルズルすべるが構わず歩をすすめる。目印に赤い三角旗が立ち並ぶ。 スキーを担いだ山スキーグループの人も数人いた。急勾配を意に介せず鳥のごとく下る。 12時過ぎ頂上着。気温0度で風強し。360度の展望でさえぎるものはない。 登山禁止の剣が峰(1729)の山容は美しい。人が一人歩いている。勇気ある人だろうがリスクも高いだろうに。 真っ暗な避難小屋で小一時間を過ごす。13時下山開始。14時40分無事下山。 とっとり花回廊という県立のフラワーパークへ行く。広大な敷地(駐車スペース2000台)と温室を含む展示場施設が熱帯植物をはじめ世界の珍種を取り揃えていた。 今日のお宿は米子駅前の夕食、朝食、無料、価格破壊、4千円の米子ユニヴァーサルホテル。温泉も15階にすばらしい展望風呂があり抜群。体を癒すのに申し分なし。 早朝ジョギングは6時から米子城へ。まさに桜満開。訪う人皆無。凛とした静けさ。城の栄枯盛衰の掲示板を見つつ、つわものどもの夢のあとに思いをはせる。ああ壊れしままの古城よ!なに想う。 帰りは境港の漁市場で今が旬の紅ズワイ蟹4杯をゲット。ハタハタ、剣先するめ、いりこ、うに、etcを仕入れる。ゲゲゲの鬼太郎の駅前通りを散策、島根に入り美保の松原、灯台めぐり。 松江から宍道湖畔を走る。54号線を南下。三刀屋は桜どころでちょうど町を挙げての桜祭り。 三次でワイン祭を覗き、高速に乗る。 ひたすら予告の蟹パーテイを待つ我が家へと急ぐ。18.40無事帰着。 雪山は天気さえよければ楽しいものである。 登山1日&観光2日の3日間であった。 ← 6合目小屋は雪ノ下 剣が峰(1729)↑ 弥山(みせん)頂上に立つ ← ここ境港魚市場で旬のベニズワイを買う 巨根の夫婦岩
by nandemo29
| 2006-04-13 14:00
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