靖国問題・・その2
拝啓 小泉首相殿 8月15日、かたくなにもあなたは靖国神社に参拝されました。 過ぎたことに「たら、れば」などありませんが、もしあなたが参拝を回避していれば中・韓・東アジアとのいままでのいざこざが氷解するものと一縷の望みを持っていました。 侵略戦争と靖国問題とは切り離して考えることは出来ないはずです。侵略戦争を肯定しA級戦争犯罪人すら認めない恥じない一族が存在することは承知しています。しかしあなたは一国の総理です。しかも敗戦国の首相です。 あなたは正午に行われた戦没者追悼式では立派な式辞を述べられました。アジア諸国にたいする加害責任に触れ、深い反省と犠牲者への哀悼の意を表明し、「世界恒久平和の確立に積極的に貢献していく旨の立派な挨拶をされました。天皇陛下の前だからでしょうか。 なんという矛盾、無神経、破廉恥な話でしょう。 あなたの有力な後任者はA級戦犯をも認めないと言っています。これからますますアジア外交は困難を極めるでしょう。近隣国と仲良くしないで国連の常任理事国入りなどとんでもないことです。なんぼ多額の上納金を納めたからといっても心が通わぬ限り拒否されるでしょう。 日本は経済大国にはなりましたが、歴史的には、いまだ敗戦国だということを背負っていかねばならないのです。そこのところを極めていないと足をすくわれます。親方のアメリカでさえ常任理事国入りには賛成しないのです。 立派な首相官邸に住み、専用機で欧米はおろかアフリカ、モンゴルなどを訪れ歓待してもらっていい気になっているのでしょう。 それに比し、中・韓とは会うことも出来ない。 心の中で、チャンコロ、センジン、三国人と侮蔑しているあなたの横柄な態度は許せません。 追伸、そんなに靖国が好きであれば、老後は九段に住まいを代え、365日、朝晩参られたらどうでしょうか。岸壁の母(♪今日もきまし~いた、今日もき~た)じゃなく、靖国の爺でいいと思います。 戦後日本でサイコーの支持をえた元総理の執拗さに、心ならずも散った英霊どのもきっと喜ぶことでしょう。 敬具
by nandemo29
| 2006-08-16 09:49
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