脳のためには感動がもっとも効くという説がある。
日本で一番早いという大雪山の紅葉に感動を求めてはるばる北の国に行った。 層雲峡への山旅は4回目である。最初は当然夏山で黒岳→旭岳→トムラウシ→十勝岳への登山。次は銀泉台から高山植物を尋ねる→コマクサ平→赤岳であった。7月というのに大きな雪渓があった。 三回目は厳冬の吹雪の中、氷瀑祭りで訪れた。 今回は錦秋。初日、空路新千歳→旭川でレンタカーを借り、層雲峡につきロープウエイ乗り黒岳を目指したが、秋の夕暮れは早い。ロープウエイの帰り便の時間が迫り9合目で断念。 翌日、6時半出発、一時間余で高原温泉(日本の秘湯)に着く。 ここでは熊の出没、生態、万一の場合の対応の仕方などの説明を受けて入場することになる。平日の早朝で入山者は少ない。もしや・・熊が(@_@;) ここには10あまりの沼があり鴨の沼、式部沼、蝦夷沼、大学沼などごもっともな名前がそれぞれについている。 それぞれ見事な景色で我を忘れ、言葉を失い、仙人の境に率いられてしまう。大きなカメラを担いだ人が多い。ご苦労なことだ。 午後になり旅行者の団体が何組も来るがほんの2~3個見ただけで早々に引き返す。ここまでわざわざ来てとてももったいないことだし無益なことだ。 当方はこの周りを奥までみるだけで5時間は優に過ごしたというのに。 午後2時過ぎから銀泉台から赤岳に向かう。ここの斜面はまさに錦織り成す紅葉の山肌をしていた。夕日に映える紅葉はこの世のものとはいえない美しさであった。 3日目は愛山渓温泉経由で沼の平に登った。 ここも2時間あまりの急登を終えると平らな沼があり遠く旭岳が望める好位置で紅葉を満喫するに十分の場所であった。さすがに高い位置にあり登山客は一組にしか会わなかった。まさに仙人の境地といえようか。 くまにおびえながらの登山。すこしおろかなな脳でも感動があったぶんはよくなったかもしれない(^^♪
by nandemo29
| 2006-10-01 21:46
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