7月10日
昆明郊外の西山森林公園・龍門、雲南大学・もと世界花博覧会場へ 9時30分、約束していたYGさんが迎えに来てくれた。まあ孫みたいな女性であるが若い女性とのお出かけは心が華やぐから不思議だ。タクシーを午前中貸切で80元(1300円)。 前に書いたとおりこの9月から日本の国立大学・医学部に留学する女性である。医学を志すいうので日本での初めての女医・萩野吟子の生涯を書いた渡辺純一の「花埋み」をプレゼントする。日本語1級というから、もう会話はぺらぺらであるが、それとなくちょと足りない、ニュアンスなどを教えながらの一日旅となる。 1時間ほどで登山口に着く。ロープウエイもあるが若い二人だ。歩こう!となる。平地が19百mあるのだから、ここの標高は軽く23百m超でかなりなものだ。門前市が続く。 この山は、中国6番目の湖の絶壁にそびえる山であり、その絶壁を掘り進み数十年かけて門を作った人工の門が崖にある。途中、曰く因縁の中国式の赤いお寺5~6個が何事かしらねどもおわしますところである。湖は昔はきれいだったが今は濁ってもぐさでおおわれている。あえぎながら登る。 この「龍門」は左に鯉がおり、登って右で竜になるという伝説で登竜門ということになり、受験生がここを訪れる。まあ大宰府みたいなところだ。 ↓龍門・・崖っぷちにある 昼食を彼女が先月卒業したばかりの雲南大学の正門前の韓国料理店でしたあと学園を案内してもらう。アカデミックな雰囲気で広大な敷地に瀟洒な建築物が建っていた。 ↓学園内はすばらしい雰囲気 その後、99年に開かれた世界花博覧会場へと足をはこんだ。初めてバスに乗る。380万人の都市には縦横に路線がある。彼女がおごると言うという。なんで?とおもったら、バス料金は1元(16円)なのだ。共産政権はこんな点はすばらしい。 99年当時、花好きのグループから行かないかと誘われたが行かなかったので今回は花の都を是非訪れたいと希望してのことであった。しかし結論からいえばすでに廃墟と化していた。 100元も入場料をとる(70歳以上は無料)のに花はどこにでもある洋花ばかりで、なにもなかった。つわものドモが夢のあととでも評価しようか。 これではリピーターは来ないだろうし、料金も高い。日本館などまがいものばかりで日本語の話せるスタッフもいなかった。コーヒー飲む館も皆無であった。 ↓エキスポ99の会場、人影はまばらであった いよいよ最後の晩餐だ。日本料理を食べたことがないと彼女が言うので当地一番のところに行った。日本の著名な女子ランナーの寄せ書きがあった。料理人は関西出身だそうだが、とても自慢の出来る料理ではなかった。内陸地なので魚介類がまずい。これでは総務省がいう日本料理店の許可は下りそうにもなかった。
by nandemo29
| 2007-07-22 13:20
| 海外旅行
| TOP
|
ファン申請 |
||