今日11日、新給油法が成立するそうだ。総理の問責もしない予定という。57年ぶりの参議院無視というのに。
勘ぐればあの大同団結会談の密室で決まっていたのかもしれない。 マスコミが沢山書いたのでもう書くことはない。でも、でも・・・ 前に小生は次のように書いた。 福田総理は「国内での猛反対で困難だからしばらく待ってほしい」とアメリカに言えばよい。ブッシュの任期もすぐ来ることだし次期政権がイラクのことをどう処理するか分からない。日本が給油しようがしまいが世の中はなんら変わらないのだ。今、コトを急ぐ必要は無い・・・・。と。 今は昔、オウム事件の頃、「ああいえば上佑」という言葉があった。自民の総理、幹事長、官房長官、各大臣の今回の給油賛成談話を聞いているとまったく同じことを感じる。確信で信念をしゃべっていない。 多くは詭弁を労している。確信とすればただ単にブッシュ教徒とでもいえようか。教主の言いなり。 アメリカの圧力に押され、給油ありきでひたすら論がすすめられた。 半世紀前昭和37年(1957年、丁度小生が広辞苑を買った年)、 )サンフランシスコ条約、日米安保条約が発効した。 当然、これからの防衛をどうするかが激しく論じられたという。当時は憲法9条の壁が強かった。一方軍備には資金も要る。「自分の国は自分で守る」派の力も強かった。朝鮮戦争のこともあった。 アメリカは一方で平和憲法9条を与えながら、他方では軍備の強化を強行にせまった。(バックに当然アメリカの死の商人、軍需産業、戦争屋がいる) しかし、しかしである。時の総理はどうしたか? このとき喜んだのは時の首相、吉田茂である。世論の反対を口実に対米交渉で、再軍備の負担を大いに値切ったのである。 時の世論をバックに対米交渉で再軍備の負担を大幅に値切り、うやむやのうちに、現在につながる軽武装路線を確立したのである。・・・昭和残日禄 半藤一利 筑摩書房 いずれにしろ800兆円も赤字の国がタダで油を配ることはない。(こちらが欲しい)みな国民の税金で賄われていることを国会議員が認識していない。ひたすらチープ・ガバーメントに徹してもらいたいのに。 無い袖を国債という実質借金で賄っている。 防衛大臣は手回しよく、インド洋に派遣する艦船をはやばやと手配していたそうな・・・ その名は「オウム」。そういえば上佑か!
by nandemo29
| 2008-01-11 08:15
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